保険講習会

朝倉歯科医師会館にて、医療管理委員会の主催する保険講習会が催され、参加してきました。(院長、副院長
保険講習会って、つまりほとんどの患者さんが利用されている保険診療に関する講習会です。朝倉歯科医師会の上部組織である福岡県歯科医師会にもまた、そういう保険診療関連事を専門に扱う委員会がありまして、そこから担当の先生方をお招きして、我々朝倉歯科医師会の会員が色んなお話を伺うというものです。
この4月にも保険の内容がガラッと変わりまして、これを厚生労働省は保険改正だとか保険改定だとか称するわけですが、大体定期的(半年〜2年に一度)に見直しをしているということですが、少なくとも今回の改訂は医療者側にも患者側にも、混乱や迷惑を引き起こしこそすれ、ほとんど利益はないみたいです・・・と世間では言われています。
まぁ、こんな保険のルールを大幅に変更されるので、私たち医療者側もその勉強をしなければならないわけです。自虐的に言えば(と言うよりも、一般の方から見ると多分)、お金の稼ぎ方の一端を学んでいるわけです。ただ、誤解しないでほしいのは、実際はルールを知らないと、医療側も患者側も被害を受けるからわざわざ講習を受けるわけです。
大半の患者さんは保険診療を受けたいはずです。しかし、その保険診療には制限と言ってもいいでしょうけど、一定のルールがあります。すごく極端な例を挙げれば、前歯の差し歯を入れる場合、セラミック製のものは保険で出来ないとか、そういうことです。保険診療にはすごく細かいルールがあって、それを遵守してこそ、患者さんには安価で一定水準以上の治療が行えるわけですし、そのルールを守れないなら患者さんには自費(保険がきかない。全額負担。)治療しか出来ませんし、私たちも保険診療による報酬をもらえないことになってしまいます。だからこそ、私たち医療者は、しょっちゅうルール変更の波に曝されながらも、保険診療を行う限りはずーっと保険のルールを知っておく必要があるのです。(本当に面倒臭いことなのですが、仕方ありません(^^;)